WORK
戻ってきたらまず検品
汚れ、穴などの傷がないか細部まで確認
使った幕はどんな場所であっても汚れるもの。幕が戻ってきたらまず検品を行い、埃や小さなゴミの除去を徹底的に行います。穴などの傷を見つければその場で修理。大きな傷や大型幕の縫い合わせに痛みがあった場合は、縫製専門のグループ会社スライトハンドで補修をします。
幕についたシミを見つけたら、業務用のシミ抜き機によって幕の生地を痛めないように、丁寧に汚れを除去していきます。
幕についたシミを見つけたら、業務用のシミ抜き機によって幕の生地を痛めないように、丁寧に汚れを除去していきます。
バックに入れてキレイに大切に保管
検品、清掃が終わった幕は、現場でバックから出しやすいよう丁寧にたたみ直し、スライトハンドで制作した専用バックに納めて、次の出番まで大切に保管しています。バックには封カンタグか付けられていて、保管管理も万全です。
保管は専用棚に種類、サイズに分けて行っており、在庫問い合わせへの対応も迅速です。
大型洗濯機によるクリーニング
人の清掃で落ちない汚れは大型洗濯機と乾燥機で
人の手と目で行なった検品による清掃で対応できない汚れは大型洗濯機で汚れの洗浄を行い、折り跡が付かないよう洗浄後は大型乾燥機によって乾燥を始めます。
専門スタッフにより、検品からクリーニングまでを一貫した管理体制を整えています。
クリーニング後の防炎加工
防炎加工ができる幕には用途に応じて処理
防炎加工された糸から編み上げている幕は、水洗い洗濯及びドライクリーニングをしても性能はかわりません。しかし、生地自体に後から防炎処理した商品は経年劣化で性能が落ち、クリーニングをするとその効果はなくなってしまいます。
わたしたちは、防炎加工されていない糸を使った幕に、吹き付け、浸漬による防炎の二次加工処理をする技術を持っています。
防炎とは
防炎は不燃とは異なり、あくまでも燃えにくい、難燃性という性能を示す用語であり、繊維等が小さな火源に接しても容易に燃え上がらず、着火しても際限なく燃え広がらないことを意味しています。
スタジオではライトなど熱源が多い為、使用する幕の防炎基準、状態をしっかり管理することが大切ですね。